ファインコムリレーの基礎知識５

				http://www.finecom.co.jp

リレーの基礎知識 （その５）

＜リードリレー＞
リードリレーとはリード線を使用したリレーです。磁性体の接点片を空気よりも絶縁度の高いネオン（Ｎｅ）やアルゴン（Ａｒ）などをガラス管に入れ、コイルの中心にセットしたリレーです。接点部分が密封されているので、埃やガスに影響されることがなく接点の信頼性を高くすることができます。主に通信関係などの小信号の接点に使用されています。また、接点の間隔が狭いので反応速度が速いのも特徴です。但し、ガラス管が割れるとガスが流出してしまい使用できなくなってしまいます。

１．	リード線に磁性金属を使用しており、２本の間隔は非常に狭く、反応速度は速い。ガラス管の中には不活性ガスが封入されている。
２．	磁石を近付けると２本のリード線のそれぞれが磁力を持つ。
３．	磁性体が引かれあい接点が動作する。
４．	磁石を離すと磁力が解かれ接点は元の状態に戻る。
５．	先程の磁石を電磁石に置き換えてパッケージしたものがリードリレーです。